新作詞講座②〜フックの作り方〜

プロが教える!新作詞講座 第2回
 ”フックの作り方〜

本講義には課題があります。講師が添削とアドバイスをします!)

講師:高瀬愛虹



普段、楽曲を聴いていて「覚えやすい曲だ」と感じた時、
反対に覚えにくいと感じる時はありませんか?

今回は、覚えてもらいやすい楽曲を作るための、
作詞のポイントのひとつでもある、
フックの作り方をレクチャーします。

 
フックとは?

作詞や作曲の仕事をしていると、
ここの「フックの部分が・・・」と会話に登場する事があります。

フックとは、作品全体の中でも特に、
”引っ掛かりが気になる”印象的な歌詞やメロディのことを言います。

 
メロディの個性を活かす

作詞におけるフック作りの一番のポイントは、
メロディの個性を活かすことです。

楽曲全体の中で、特に特徴的なメロディの箇所に、
特徴的な歌詞をつけましょう。

これを踏まえた上で、
今回の課題曲を聴いて、
どのメロディが特に特徴的であるかを考えてみましょう。
 
 
どこにフックになる歌詞をつけるか?

今回は、サビの頭のメロディの赤く括った部分に
フックを作っていきましょう。




作詞をする上でどの部分をフックにするか正解はありません。
「この曲が好きだ」と感じることや、
「この曲は覚えやすい」などの音楽の感じ方は、
頭で一生懸命考えて出すものではありません。

如何にたくさんの人の直感に刺さるかが大切なので、
まずは自分の直感を信じでセレクトしましょう。

傾向としては、繰り返し同じようなリズムが出てくるなど、
規則性のあるメロディであったり、
場所でいうと、メロディの先頭か、メロディの最後の決め
なっているところがフックの作りやすいメロディであることが多いです。

 
1音に1文字か?2文字か?

それでは実際に言葉を乗せてみましょう。
【例1】

【例2】

例1のように、
「キミと遊びましょう 前に手をだして」と
長くつらつらと続く文章を乗せるよりは、
例2の”じゃんけんぽん”のように、
赤い四角のフックの部分にかっちりと乗せることがポイントです。

そして、印象が残るような言葉を乗せられるように
知恵を絞りましょう。
例2の”じゃんけんぽん”のように
その1ワードだけで記憶に残りやすい言葉を乗せたり、
または言葉あそびをするのも良いでしょう。

また、ひとつのメロディに対して、
1音に1文字乗せた方がよいか?
2文字乗せた方が良いメロディなのか
を常に考えることも大切です。

例2の”じゃんけんぽん”と比べると、
例1の”キミ”とや前”に何は、
間延びしているように感じませんか?

赤い四角に囲まれたメロディの場合は、
なるべく1音に2文字乗せるようにした方が、
綺麗に聞こえます。

1音に2文字乗せる方法に関しては、
以前レクチャーしたコチラを参考にしてみてください。
【作詞講座8回「1音に2文字以上の言葉をはめる」】

https://www.music-mastered.com/supple/detail/18/
 
ひねりを入れる

【例3】

例3は、”じゃんけんぽん”の語尾を、
”ぴょん”に変えて、それに合わせて、
うさぎ跳びという歌詞が続くことで
”じゃんけんぽん”をする歌からひねりを入れています。

このようにひねりをいれてオリジナリティを加えることで、
斬新さを与えることもできます。

例2では、”じゃんけんぽん”だけを繰り返していますが、
例3では、”じゃんけぴょん”と”ワンツージャンプ”という事で、
別の言葉を繰り返しています。

今回の課題曲では、後半も赤い四角で囲われたメロディと、
似たようなメロディが登場します。

課題の範囲としては1番(ワンコーラス)のみですが、
さらに2番があって、最後にサビをくりかえして‥というように、
フルコーラスを作る事を考えると、
”じゃんけんぽん”で繰り返して統一させると、
全体としては”じゃんけんぽん”がかなり多用されている印象になります。

統一させずに、別の言葉を入れると、
変化があって飽きさせないで楽しんでもらう事ができます。

しかし、統一させることで、
分かりやすく、覚えてもらいやすい
という要素は高まります。

どんな目的で、どういう人が聞く事が多い楽曲なのか?
を基準に選択すると良いでしょう。
特に子供向けの楽曲は、あまり複雑な構成をしない方が
望まれる事が多いでしょう。

 
普段から意識すへきポイント

歌詞が完成されていて、
既に歌になっているものを聴いていると気づきませんが、
メロディを理解して、どの部分にどういう特徴をつけるか?
を考える所から、作詞は始まっています。
そして、歌詞の完成形に大きく差がつきます。

こうしなくてはいけないという、
正解がない分、センスと腕の見せ所でもあります。

普段から楽曲を聴くときに歌詞が着く前の状態を想像して、
どう特徴づけているかを意識すると、
どんどん向上していくでしょう。

 
今回の課題

課題曲にフックをつけつ事を意識して作詞しましょう。
サビ後半にも、赤い四角で囲まれたメロディと似たようなメロディが
登場するので、意識してください。

合計で4回フックするべき箇所が登場しますが、
歌詞のテーマに合わせて全て統一した言葉にするか?
一部、統一した言葉にするか?全てバラバラの言葉にするか?
考えてみてください。

提出する歌詞は、音源の長さに合わせて、
1コーラスのみで構いません。

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