プロ直伝!作詞講座13〜何をどういうか?〜


プロ直伝!作詞講座 第13回 ”何を”どういうか”(課題付き!)

講師:高瀬愛虹




私は作詞家になる前の学生時代、
コピーライターやCMプランナーについて学ぶ広告の学校に通っていました。

そこで広告における、
何をどういうか”という考え方を学んだことを、
今でも印象的に覚えています。

この、”何を”どういうか”という考え方を、
私は広告から咲きしに変換して考えるようにしており、
プロになってからもずっと役に立っています。
今回はこれをテーマにご紹介していきます。



★広告における”何を”どういうか”★

まずは、広告における”何を””どういうか”を説明します。

例えば、
マスタード社の鉛筆の売り上げをあげるCMを作るように、
依頼されたとします。

この場合、まずは鉛筆の売り上げを上げるために、

”何を”CMで伝えるかを考えます。

CMプランナーAさんCMプラン1は、
家の2階から鉛筆を落としても芯が折れないという内容です。

続いて、


CMプランナーAさんCMプラン2は、
おばあちゃんが孫に、「どうしておばあちゃんは、いつもその鉛筆をつかっているの?」

という質問をされて、
「おばあちゃんが子供の頃から使ってるけど、折れにくいからだよ」
と答える内容です。

”何を””どういうのか”の、

”何を”が、同じ「鉛筆の芯が折れにくい」という内容でも、
”どういうか”の手段を変えることで、
全く違った印象のCMができることが分かりますね。

次に、別の視点を持ったプランナーの例を挙げてみます。


CMプランナーBさん
マスタード社の鉛筆を一度も使ったことがない人にアンケートを行い、
一度も使ったことがない人は、元々、
この商品の存在自体を、知らない傾向にあることを知りました。

そこで、
”何を”=”鉛筆の存在を印象付ける”CMを作ることにしました。

そして、
”鉛筆の存在を印象付けること”を、
CMで”どういうか”を考えます。


CMプランナーBさんCMプラン1は、
人気好感度の高いタレントを起用し、
CMが流れた際に、画面に注目させて鉛筆を見させ、


タレントに最後に商品名を言ってもらい、
商品と商品名を記憶してもらう、という内容にしました。

続いて、


CMプランナーAさんCMプラン2は、
マスタード社のエンポツをリズミカルに連呼して、
商品名を覚えてもらう内容にしました。


ここでも、”何を”が2プラントも、
同じ「鉛筆の存在を印象付ける」であり、
”どういうか”の手段を変えることで、
全く違った印象のCMができる事が分かります。

以上をまとめてわかる事は、
マスタード社の鉛筆の売り上げを上げるCMという、
1つのオーダーでも、

”何を””どうするか”が違うだけで、
色んな種類のCMを作る選択肢があることです。

また、どのパターンでも、
何かしらの効果を与えられる事ができます。


★作詞における”何を”どういうか”★

それでは、これまでのCMにあてはめたことを、
作詞に変換して考えてみましょう。


例えば、チアリーダーの女の子が主役の、
ドラマの主題歌を依頼されたとします。


ここで、チアリーダーらしいワードを並べるだけでなく、
”何を””どういうか”ということを、まず考えます。

”何を”で、主人公のチアリーダーの女の子が、

好きな野球部の男の子を応援するために、
チアリーダーになったことに注目をして、


”何を”=”恋するキモチ”を歌う歌詞にするとします。

”どういうか”では、主人公目線になって、
恋するキモチを、ガーリーなワードをふんだんに使って、
歌詞にすることもできますし、

俯瞰的な視点で好きな人を応援する、
恋する応援歌の歌詞にすることもできます。

一方で、主人公だけでなく、
チア部の他の女の子たちも魅力的な登場人物だと感じて、
チア部の女の子全員に注目して、

”何を”=”10代の女の子たちの青春”を歌う歌詞にすることもできます。

ここでも”どういうか”では、悩むこともあるけど、
仲間がいれば大丈夫”!とポップで前向きな言葉を多く使用して、
明るい青春ソングにすることもできれば、

恋や友情、勉強に悩んでも1つのことを頑張る自分への応援歌にすることもできます。

このように、同じドラマの主題歌でも、
切り口は何通りもあることが分かりますね。

そして、なんとなくそれらしいワードを並べるよりも、
”何を”を伝えるために、”どういうか”をしっかり考えることによって、
中身があって響く歌詞ができることが分かります。

是非、皆さんも歌詞を書く際は、
”何を””どういうか”をまず考えてから、
書くようにしてみてください。

 
★今回の課題★

今回は”何を”を伝えるために、”どういうか”を
しっかり意識して作詞をしてみましょう。

提出頂く際は、
詞とは別に、
”何を”を伝えるために、”どういうか”を
意識した具体的な箇所を記載してください。
 
尚、下記の課題曲ではなく自作曲を使用して提出することも可です。

ただし、曲尺は極力課題曲と同じ構成、長さにして下さい。(1コーラスの曲尺になります)
  (課題曲の著作権はマスタードに帰属します。課題提出以外での無断使用はできません。)

 

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